序文(ルイス・エアラー)
はじめに:図像解釈の基準、あるいは現実の「断片化された提示」
19世紀前半における託児所・幼児学校・幼稚園
家庭外の保護と教育の先駆的形態
イギリスの幼児学校とドイツの託児所
テオドール・フリードナーのキリスト教系幼児学校
フリードリヒ・フレーベルの幼稚園構想
その他の施設:子守学校と編み物学校
芸術作品の主題としての19世紀の公的幼児教育施設
ブルジョワ市民層による貧民のための慈善事業としての託児
公的幼児教育にたいするブルジョワ市民層の期待を写す鏡としての油絵とスケッチ
ヴィルヘルム帝政期の幼児学校と幼稚園
幼児学校と幼稚園の建築計画
ベルリンのペスタロッチ・フレーベル・ハウスと民衆幼稚園の図像
幼稚園教員の養成
新しい空間構成:居住空間としての教室
1900年ころの街路の子どもたちとブルジョワ市民層の子どもたちの生活世界と保護状況
1900年ころの幼稚園と幼児学校
第一次大戦中の戦時幼稚園
ワイマール共和国時代の幼稚園
1920年代の幼児学校と幼稚園
個別化された幼稚園活動の象徴としての人形コーナーの設置
1920年代の幼稚園教員養成と保育者養成
1930年ころの農村幼稚園と緊急幼稚園
1930年ころの幼稚園における新しい空間構成と設置基準
ドイツにおけるモンテッソーリ教育学
ナチズム独裁時代の幼稚園
教育目標としての戦闘能力と母性
工場幼稚園と農繁期幼稚園
幼稚園児たちの戦争体験
戦後の幼稚園
幼稚園制度の復興
1950年代の幼稚園の創設
モンテッソーリ教育学の再興
1950年代と1960年代における教員養成
教育改革以降の幼稚園活動
反権威主義的共同保育所と新しいカリキュラム
改革幼稚園の活動とプログラム
ヴァルドルフ幼稚園
幼稚園の新しい課題:外国人労働者の子どもだちと障害のある子どもたちの統合
幼稚園における新しい空間構成の理念
図像資料の出典
ギュンター・エアニング(作者)著、ブラザー・ジョルダン社(出版社)発行